第1回 NUboardユーザーミーティングに参加してきた #NUboard
皆さん年内のお仕事は無事締まりましたでしょうか!しんやです。
弊社も先日12/27を以って年内の仕事締めとなりました。私もひとまず仕事は締めましたが、年内で調べきれなかった点や年明け以降に取り組む課題やテーマについて色々調べ物をしたりと、休暇もそこそこにITやクラウド、AWSについて見識を深めていく年末年始になりそうです。
そんな中、少し前の話(言うても数日前ですが)になりますが、『第1回 NUboardユーザーミーティング』なるものに参加してきました。
NUBoardとは
こちらのPC通販サイトに掲載されている画像がそのものズバリな説明でしたので拝借させて頂きました。m(_ _)m 『持ち運びできるホワイトボード』型ノートであり、透明クリアシートが付いているので既存資料等とも組み合わせて実に多彩な使い方が出来るものとなっております。サイズや種類等も幾つかバリエーションがあり、用途や局面に応じて使い分ける...なんて事も可能です。
現在弊社でも数人、利用している人が見受けられます。AWSコンサルチーム内でも私を含めて3人(植木さん、大瀧さん、私)がNUBoardを保持・利用しています。
開催場所はふくい南青山291@南青山。シャレオツな通りをしばらく歩いた先、閑静な雰囲気の中に目的地はありました。
入り口。
こちらの施設、名前にも"ふくい"が含まれているように、福井県産品各種を展開・販売しているお店のようです。
イベントはこの建物の2階スペースを利用して行われました。
左:横田さん、中央:岡野さん。
対話に使おうNUboard ~発想とコミュニケーション~
- 発表:横田 明美氏(千葉大学法経学部総合政策学科 准教授)
-略歴- 1983年生まれ、博士(法学)、法務博士。専門は行政法学。 博士課程修了後、一般財団法人研究員を経て、2013年5月から現職。 また、「ぱうぜ」名義で対話をテーマにしたブログ『カフェパウゼをあなたと』を運営中。 博士論文執筆中にNUboardに出会い、論文の構成案作りのために大いに活用するヘビーユーザーになる。以来、「非公認ファンミーティング」を開催して使用法を集めてブログにまとめるなど、NUboardの可能性を探っている。
横田さんはNUBoard発売当初から利用されており、司会をされていた欧文印刷の方曰く『個人で一番NUBoard製品を買っているのでは』との事。授業等でもNUBoardを良く使い、またブログでも情報発信を行っています。
以下メモ。
- NUBoardは自分自身と、また他者と対話する時に便利。
- 昨年、非公式のファンミーティングを実施。実際に使っている人に話を聞きに行っちゃえば良いのでは?という思いから実施に動いた。
- 1.はじめに〜NUBoradの良いところ〜
- すぐに消せるホワイトボード
- すぐに消さなくてもいいスケッチブック
- 人に渡す事が出来る大きさ
- 写真に撮りやすいレイヤー構造:厨シートになっているので撮りやすい。
- メモ・ノート術のポイントを抑えている!
- 最初の壁
- 何書いていいのかわかんない→とりあえず書けばいいじゃん→でも…
- とりあえず書く…裏紙でいいか?
- 面白くなってきたらどんどん書く…そういう時に限って紙幅が…
- これら『最初の一歩』問題はNUBoardであれば解決出来る。落書きからはじめよう:もやもやを書き出す切っ掛けに。
- 足りなくなればめくればいい:一番小さい新書版でもA3分位の書き込めるスペースはある。全部書ききった頃には一息つける。一週間くらいはかきっぱなしでも大丈夫。
- 年月経ってしまった場合:『キレイキレイ』とかだと良く消える。
- ホワイトボードの難点:書く人が1人になりがちという点があるが、NuBoardはひょいっと渡す事ができ、公平にアクセス出来る。
- クリアシートの隠れた機能:映りこみ防止(※但し新書版はテカってしまうけど)。うっかり手で消してしまう事を防止出来る。
- 2.発想のために
- 最初の一歩を書き出してみよう。とりあえずお風呂や散歩で発想を広げて…
- 構成を考えよう:なんとなく時系列になるように並べてみよう
- 実際に書き込んだ順番:入り・発想・コミュニケーション・まとめ
- 個別の中身→発想を皆で。
- 発想を掛けあわせれば面白いのではないか?
- 問題:
- ブレストに集中出来ない・何時まで出来るかな?・やらなきゃいけないことがあったような…→自分との約束を新書版に書いてみました
- マインドマップ風に使ってみる。
- その他使い方の紹介:todoリスト、新幹線の座席でスケッチ、swap分析(付箋と併せて)
- 3.コミュニケーションのために
- 見せるノートx回せるボード:その場でやってみよう!と言いやすい。コミュニケーションを促進出来る!
- 実例:
- 面談中にA3のnbを取り出す→学生の相談をメモ
- ゼミ面談の議題を書きます(フリップ芸のように!)
- 応接セットのテーブルに中字のホワイトボードマーカーを常備
- メモ・ノート術の指導に最適
- 1.NUBoardを使ってノート術を教える(巨大な模擬ノート!)
- 2.一週間やってもらう
- 3.どうやったのかを見せてもらう
- 答案構成メモ/ゼミ選択のメリット・デメリット(決断しなきゃならない時はお勧め!)
- 4.発想xコミュニケーション
- ミニミーティングのお供に
- 時間が決まっているおしゃべりタイム
- 効率的に過ごすにはどうしたらいいだろうか?
- 双方向から書く。
- マインドマップを書く要領で、相手に聞きたい話したい事を書く→5分後反転→続ける→話し漏れが無く進められる。
- ミニミーティングのお供に
- 5.まとめ~サイクルをまわそう
- ひとまず、消すってのはまだしないほうが良い。
ひと通りの発表が終わった後は質疑応答。NUBoard利用ユーザーならではの内容となりました。
- Q.NUBoard製品、どういった使い分けをしている?
- A.ハンドバックに入るサイズとして新書版を携帯。長めの原稿を書く際にはA4版やA3版を使っている。
- Q.消えなくなってしまったNUBoardの使い道はどうしてますか?
- A.二軍落ちさせて、ただのボードにする(笑)NUBoardは書いた文字が放置すると消えにくくなる。アルコールティッシュ等で消す。ウェットティッシュで拭くのも良い。(1週間以内なら比較的消えやすい) 『キムワイプ』や『激落ちくん』はオススメ。
- Q.逆に、消えてしまうときはどうすれば?
- A.(欧文印刷の人が回答)究してるがまだ対応方法見つかってません。
- ウォータークリアペン:水でのみ消えるペン。Amazonでも購入可能。
幼稚園児×NUboardに学ぶタスク管理のはじめかた
- 発表:岡野 純氏(ブログ 「純コミックス」 主宰)
-略歴- 1980年生まれ、埼玉県出身のサラリーマン。 マンガを使って「明日を楽しくするためのIT活用術」を広めるべくブログ『純コミックス』を主宰。 そのほかブログメディア『アシタノレシピ』連載、タスク管理入門イベント『タスクセラピー』コーチを務める。 著書に『4コママンガで誰でもわかる!Evernote超入門』『4コママンガで誰でもわかる!スマートフォン超入門』『マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門』など。
- 参考リンク:
- 皆さんタスク管理という言葉は聞いたことは?
- TODO管理とタスク管理の違いについて
- TODO:やるべきことを管理
- タスク:やるべきことをやれるように管理
- タスク管理、ハードルが高い!なかなか続かない?
- 5歳の娘にやらせてみたらうまくいった。シンプルな始め方を見いだせるのでは?
- 5歳の娘が幼稚園に入ったよ!
- もしかして、娘にもタスク管理が使えるのかも…!?書いておくためのツールは?ホワイトボード?
- 項目を使いまわしたい。という訳でNUBoard。やまもと さをんさんが切っ掛け。
- 項目を下のホワイトボードに書き、チェックは上のクリアシートに記入。→使いまわせる!
- ルーチンを書き出してる。特別な仕事やtodoを書き出している人も多いと思うが、日々のルーチンを書き出している人はそこまで多くない?
タスク管理の始め方 その1:ルーチンをリスト化する!
- でも分かりにくそう…
- なのでコンテキストを分ける。コンテキストとはそのタスクを行う状況の事を言う。
- アクセスしやすくする→おもちゃ箱の脇に掛けるようにした。タスクを実行する際に迷わない仕組みを設ける。
- 上履き洗いを嫌がる…タスクの粒度が大きすぎる?→分解したり定量化したり。迷いようが無いリストを作った!コンテキストが混在したタスクのリスト、分かり難いタスクのリストを改善。
タスク管理の始め方 その2:リストをわかりやすくする!
- でも、まだやりにくそう..いつ終わるか分からない。
- →時間を測ろう!
- →写真にとる!eversnapで撮った写真をそのままevernoteに。
タスク管理の始め方 その3:ログを残す
- 終わりに:
- 難しく思われるタスク管理、娘でも出来ました!
- 本質的なところは子供も学生・社会人も変わらない。
この後は質疑応答が幾つか成された後、LTが2本行われました。どちらもNUBoardを使いこなしてる視点からのなるほど!なTips満載の内容でした。
@Tom_kitaniさんの内容は100円ショップですべり止めテープを購入、A3版以外のノートにもすべり止め機能を追加/透明シートにシールを貼って透明シートの見える化/コーヒーフィルタを両面テープで表紙裏に貼り、書類ポケットを作成、というTips。
@ruu_emboさんはNUBoardの優位性や定型+非定型の情報の組み合わせで考える便利な使い方についての提案等。
まとめ
今回のイベント、開催会場には御覧のようにNUBoard製品が勢揃い!直接販売もしていました。
当日は最後にNUBoard製品のプレゼントコーナー(抽選制)も催されていたのですが、残念ながら抽選には当たらず...(´・ω・`)w 折角なので新書版サイズのNUBoardを1冊購入しました。
という訳で、現在手持ちのNUBoardは計3冊(A3版、A4版、新書版)となりました(笑) 新書版はちょっとしたメモ書き留めにちょうど良いサイズなので早速使いこなしております。
という訳で、普段とはちょっと経路の違うイベントに参加してみた訳ですが色々な知見が得られ、良い刺激となりました。関係者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!(NUBoardは引き続き公私共に活用させて頂こうと思います!)
- 告知エントリ等:
- 参加エントリ等: